副業探検家(自称)のセイルです。
2018年に厚生労働省から公表された「副業・兼業の促進に関するガイドライン」などの影響で、副業が多くの人の関心を集めるようになりました。
しかし同時に、副業がらみの怪しいサイトや詐欺被害が存在するのも事実です。
最近では、新型コロナの影響により在宅の仕事が普及したことで副業を始める人が増え、それに比例してトラブルや詐欺被害の件数も増えているそうです。
そこで今回の記事では、セイルが考える「怪しい副業にだまされない4つのポイント」と「副業初心者におすすめの安全なサイト」をご紹介します。
「副業のサイトには怪しいものがあるって本当?」
「怪しい副業に引っかからないためにはどうしたらいいの?」
などでお悩みのあなたには、ぴったりの記事になっています。
ぜひ参考にしてくださいね(*^-^*)

怪しい副業の特徴 (手口まとめ)

まずは怪しい副業にはどんなものがあるのか、その特徴をまとめてみましょう。
もちろん例外もありますが、以下のケースにあてはまる副業は詐欺の可能性が高いので、十分な注意が必要です。
相場より条件が良すぎる
・「1日30分で月5万円!」
・「ワンクリックするだけで1,000円」
・「たった1週間で10万円稼げます」
条件があまりにも良い言葉や、誰でも興味を持ちそうな過剰な言葉が広告に使われている場合は、特に気を付けましょう。
まともな仕事なら、知識やスキル・経験もなく簡単に高収入が得られることはありません。
労働量に見合わない高収入をうたう仕事は詐欺の可能性が高いので、「簡単に稼げる」系の広告は信用しないことが一番です。
上記に加えて、各種SNSでは高収入をうたった違法な仕事の募集が行われていることもあります。
違法薬物や盗難品を運ばされる「運び屋」、振り込め詐欺における受け取り役の「受け子」、自分名義の口座を売る「口座売買」などの例が挙げられます。
いずれも犯罪に加担する行為であり、知らなかったとしても刑罰の対象になるため、絶対に関わってはいけません。
必ず儲かる、絶対稼げる
・「絶対に稼げます」
TwitterやFacebook・InstagramなどのSNS上で掲載される広告に多いパターンですが、「必ず」「絶対」などの過剰な表現を使った売り込みは法律で禁止されています。
景品表示法で「不当表示」に当たることから、きちんとした業者やサイトであれば、行き過ぎた表現が使用されることはありません。
そもそも「必ず儲かるのであれば他人に教えるはずがない」ので、「絶対」「必ず」といった表現が入っている広告はまず詐欺と考えていいでしょう。
仕事を始める前にお金が必要
・「登録料5万円で、時給2000円以上の仕事を定期的に紹介します」
・「材料の仕入れに30万円必要ですが、完成品は60万円で買取ります」
・「50万円の教材を購入して○○の資格を取れば、月100万稼げる仕事を紹介します」
登録料以外にも入会費・紹介料・情報提供料・教材費・システム費など呼び方は様々ですが、先に料金(しかも高額)を支払わなければできない仕事には注意しましょう。
自分が希望する仕事のために資格を取得するなどの場合を除き、通常は仕事をする前にお金を支払う必要はありません。
大半の場合は支払った後に連絡が取れなくなってしまうほか、「教材・資格自体が偽物」「返金保証があるのに返金してくれない」というケースもあります。
受付期間が極端に短い
・「〇月〇日までのお支払いに限ります」
サービスそのものに問題がある悪質な業者は、極端に短い受付期間にして、考える猶予や相談する時間を与えないように仕向けてくるケースが多いです。
申し込みや支払いまでの時間が短い&急がせる場合は詐欺の可能性が高いので、内容を精査して判断するようにしましょう。
怪しい副業にだまされない4つのポイント

怪しい副業の特徴を踏まえた上で、ここでは「怪しい副業にだまされない4つのポイント」と題して、安全な副業に共通するポイント(見分け方)をご紹介します。
①運営元の詳細が明記されている
大手企業でなくても信用できる運営元であれば、電話番号や住所などの連絡先や代表者名などが明記されています。
これらの情報は本来掲載する義務があり、明記されていない場合は意図的に情報を伏せている可能性が高く危険なサイトと判断できます。
最近では記載がないサイトは減っていますが、情報不足や情報そのものが虚偽の可能性もあるので、怪しいときは会社名や住所を検索して確認することが大切です。
②仕事内容や報酬の支払い方法が明確である
仕事内容や進め方の手順・報酬の支払い方法など、仕事について明確な説明があるかどうかを確認しましょう。
「スマホがあれば誰でも簡単にできる仕事です」のように、仕事内容がはっきりわからないものには応募するべきではありません。
③報酬が過剰ではない
「簡単な仕事で高収入」「1日で楽に10万円稼げます」などの過剰な報酬をアピールするものや、メリットだけを強調する仕事は疑うべきです。
「どのくらい稼げるか」は個人のスキルや仕事量によるので、報酬を得るための詳しい条件を明記せずに「〇円稼げます」と高収入をうたう広告には注意しましょう。
④初期費用が高額ではない
仕事を始める前に、登録費・教材費といったよくわからない名目で高額な初期費用を要求される場合は、詐欺の可能性が高いので注意しましょう。
「仕事紹介のためにデータを登録する」「FXなどの自動ツールを稼働させる教材費が必要」など言葉巧みに正当性を主張しますが、収入を得るための副業で、仕事より先に費用が発生するのはやはり不自然であり、健全ではありません。
もしも、だまされてしまったら?(対応まとめ)

怪しい副業に引っかからないように注意していても、次々に手口を変えて新しいものが登場してくるため、万が一だまされた場合の対処法について知っておく必要があります。
そこで「怪しい副業の被害(詐欺など)にあったときの相談先」をまとめてみました。
消費者ホットライン「188 」
消費者庁が運営している「消費者ホットライン」は、最寄りの消費生活センターに電話をつなぐサービスです。
相談窓口につながるまでは通話料無料で、全国共通の電話番号「188(いやや・局番なし)」でかけることができます。
消費生活センターは年末年始を除いて毎日営業しているため、トラブルが起きたときはすぐに相談可能です。
詳しくはこちらを参照してください。
警察に相談できる「#9110」
「110」は緊急性が高かったり、目前で事件が起きている場合に使用する番号ですが、「#9110」は状況に応じた相談や被害届の出し方など様々なアドバイスをもらうことができる番号です。
専門の相談員による対応があり、相談内容によっては専門の相談機関を紹介してくれるので、必要に応じて「110」と使い分けましょう。
受付時間は、平日の午前8:30~午後5:15です。(各都道府県で異なる)
法律のプロに相談できる「法テラス」
法律のプロである弁護士に、無料で相談できるサービスが「法テラス」です。
法テラス自体の利用料はかからず、通話料のみで相談できます(平日9時~21時、土曜9時~17時)。
法律相談はもちろん、法律が絡むようなトラブルの相談もできるため、副業を始める際の契約や商品購入時に関する質問など幅広い相談が可能です。(最終的に弁護士に依頼をする場合は料金が発生)
詳しくはこちらを参照してください。
副業初心者におすすめする「安全なサービス」2選
これまで怪しい副業について、その危険性と対応策をまとめてきました。
だまされることなく安全に副業を始めたい方におすすめなのが、クラウドソーシングサイトを利用することです。
大手のクラウドソーシングサイトなら利用者数も多く管理も行き届いているので、だまされる可能性や怪しい副業に手を出してしまう恐れが少ないです。
ただしこれらのサイトの中でも、実
ここでは、セイルがおすすめするクラウドソーシングサイトを2つご紹介します。
クラウドワークス

クラウドワークスは国内シェアNo.1で、仕事発注数570万件とクラウドソーシングサイトの中ではトップクラスのサービスとなっています。
登録されている仕事の種類は200種以上で、「ライター」「プログラミング」「事務作業」などの定番の案件から「企業HP作成」や「動画編集・作成」など専門的な案件まで幅広く存在しています。
ランサーズ

ランサーズはクラウドワークスと並ぶ代表的なクラウドソーシングサイトで、常時約210万件の案件数と270種以上の職種の中から、自分に合った案件を紹介してくれるサービスがあります。
クラウドワークス同様幅広いジャンルの仕事が揃っていて、あなたのプロフィールを見た依頼主から直接案件を相談されることもあるそうです。


案件の選択肢を増やしたり報酬を比較するという観点からも、どちらか一方のサイトに登録するのではなく、両方に登録しておくことが大切です。
まとめ
今回の記事では、セイルが考える「怪しい副業にだまされない4つのポイント」を提案しました。
また安全に副業を始めたい人向けに、おすすめのクラウドソーシングサイトも紹介しました。
「そんなうまい話はありえない」と思いながらも、「本当に楽して稼げるかも…」と気になってしまうことは誰にでもあります。
しかし、副業詐欺は私たちのそんな気持ちにつけこんでくるものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

副業探検家(自称)のセイルでした。